一作目の仕上がりとしては面白い

現在『GIジョー:バック2リベンジ』公開中なので
前作を振り返ってみることにする。
NATOが極秘開発以来した、科学物質『ナノマイト』は
本来ガン細胞治療の為に開発されたものであったが、
ありとあらゆるものを分子化するその特性から
武器商人に狙われていた。
極秘輸送の任務でNATO特殊部隊は壊滅状態に陥り、
部隊で生き残ったのはヂューク(C・テイタム)と
リップコード(M・ウェイアンズ)のみ
彼らを救ったのは『GIジョー』という世界各国を
股にかけた特殊部隊
本来ならGIジョーのメンバーはスカウトされる
というのに対し、デュークは売り込んでいく。
自分を襲撃したテロリスト集団の女スパイ・バロネスの
正体は、かつての恋人アナ(S・ミラー)だというのだ。
デュークはNATOに入隊する前にアナから、
唯一の身内で入隊している弟レックス
(J=G=レヴィット)を見つけて連れて帰ってきて欲しいと
頼まれていた。
しかしレックスは死亡、約束をはたせないまま別れた。
デュークの思い出と裏腹にコブラのナノマイト侵略は
進んでいく。そこには思わぬ陰謀が隠されていた…
元々はハズプロの玩具から派生した『GIジョー』だが
映画化には何度も頓挫している。
この映画が成功するきっかけとなったのが、
『トランスフォーマー』の成功だった。
これが同じハズプロ社製作で、実写映画化するにあたり、
玩具や漫画、アニメから入ったファンを、失望させずに
映画化するかというモデルが確立したのだろう。
その点においては、主役を前作『ステップアップ』で
ティーンエイジャーのアイドルを演じた
チャニング・テイタムを据えて、ほんの少し大人の役を
演じさせたのは正解かもしれない。
脇役の据え方も面白く、代表作はコメディが多かった
マーロン・ウェイアンズを硬派な役に据えたり、
本格的にハリウッド進出となったイ・ビョンホンは
ファンのみならず、そうでなくても
主役以上にその演技に期待せずには居られない。
一作目のまとまりがよく、SFX効果もほどほどに盛られた
この作品。
二作目の脚本のまずさが少々気になってしまうので、
もしも続編をつくるならば、その辺りの建て直しが
必要だと思う。